先週の気になったニュース。今週は少し多めの11個。
ベトナム計画投資省、中小企業の成長支援目指し「企業発展基金」創設へ
ベトナム政府が中小企業向けにファンドを創設したというニュース。昨年来の物価抑制制作で資金不足に陥った中小企業救済政策?。実際動きだすのはまだ先のとことなので、この時期の発表はただのアナウンス効果?
ベトナム首相、国営企業の改革計画を承認-競争力など強化へ
本業の損失を動産投資と金融で穴埋めをしていると言われる国営企業。度々政府は本業以外の活動を中止するお達しを出しているが、今回は如何に?
ところで、本業で黒字を出す国営企業の給与体系は、給与の半分以上がインセンティブで占められていたりする。中央政府の制度どうりでは、給与が低すぎ社員が辞めてしまうからだろう。
ベトナムと韓国企業との貿易に関するシンポジウム
ベトナム、韓国の合わせて200人が参加したシンポジウムのニュース。ベトナム向け投資額では第4位で日本より少ない韓国だが、その存在感は日本を上回る。ベトナム在住韓国人は10万人といわれ、Sumsung、現代、大宇やLotteなどを至るところで目にする。
韓国国際協力団 ベトナム中部に総合病院を開院
韓国国際協力団(KOICA)が中部に総合病院を無償資金協力として実施したというニュース。同地域のクアンナム省は、ベトナム国内唯一の製油所ズンクアットがあるところ。韓国政府もしたたかだ。
ベトナム:新規上場企業の自己資本規則を強化-9月から
ホーチミン・ハノイ両取引所への上場基準を厳しくしようというニュース。これまで、ホーチミン証券取引所(HOSE)は8000億ドンから1200億ドンへ、ハノイ証券取引所(Hanoi STC)は100億ドンから300億ドンへそれぞれ引き上げられる。
ASEANで唯一株価が下がるベトナム株式だけに、基準の厳格化は概ね、歓迎とする見方が一般的。
今後5年の有望市場、越は7位に
忘れた頃に現れるベトナム市場の魅力度ランキング。今回はフィンランドの調査会社。欧州系企業も、日本同様にベトナムへ高い関心を持っているということ。
参考までに、JETROが出しているレポート「欧州企業のアジアビジネス戦略(2012年1月~6月報告)」
ベトナム繊維関連企業も打撃ー欧州債務危機で
ベトナムの繊維関連企業が欧州の債務危機で困窮しているというニュース。確かに大手アパレルメーカーVIETTEN社でもリストラ実施中などという話を聞く。欧州市場に加え、例年より不況なベトナム国内経済。需要が落ち込んでいるのか?
ただ、依然GDP成長率は約4%から5%はある。真面目にモノづくりしていれば、儲かって仕方ないはずなのに…。
記者の眼 アジア失速という悲しい現実 日本企業、成長戦略見直しも
ベトナムでは中国で起こったことが、起こる。そして、政府の政策も中国が実施した政策の後をおって実施される。
ということで、中国政府がどういった政策を実施するかを見ておくことは、今後のベトナム政府の動向を予想するのに大きく役立つと思う。
キヤノン、デジカメなど3分野でベトナム市場のトップシェア目指す
ベトナムでキャノンと言えば、日系企業の代名詞的存在。これまでは製造拠点としてベトナムを捉えていたが、売り先としても本格的に見据えていくということか?
キャノン第3工場の建設がベトナムからタイへ移った時はショックを受けた人も多いようだったが、今回はどう捉えられるのだろう…。
投資誘致、サービス業の更なる自由化必要=日本大使館
投資受入国からみた、日系企業の海外投資に対する見方の一例。外国資本歓迎だが、自国企業の保護も必要。そして近隣諸国との開放度の競争。難しいかじ取りだ。
ところで、日本大使館の参事官はベトナムを日系の高い関心がある投資先国として指摘していない。ベトナム投資の位置づけが見えてくる。
Green Power 2012-KPMGグローバル・リニューアブル・エネルギーM&Aサーベイ(英語版/日本語版対訳)
KPMGが再生可能エネルギー業界のM&Aの現状と、今後の動向を予測したレポート。昨年2011年、アジア企業は21億ドルのM&Aを実施。これは2010年の50%増。また、今後の注目は日本国籍投資家より中国国籍投資家らしい。
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