ベトナムでモスバーガーでおなじみ、ライスバーガーを出す店があります。その名も「Viet Mac」。
結構、いけると思います。全国展開できるだろうか?
ライスバーガーを出す、ベトナム発祥のハンバーガー屋さん。その名も「Viet Mac」。現在、ハノイ市内2店舗、ホーチミン市内2店舗の計4店舗をベトナムで展開しています。
味の方も違和感がなく、むしろ、おいしいと思います。お値段はセットメニューで50,000VND(250円)から60,000VND(300円)が中心。店内は比較的清潔感があります。店内はベトナム人で一杯です。
ところで、同店はベトナム全土でチェーン展開できるでしょうか?その条件は?
ベトナムで飲食店が多店舗展開し成功する条件は、大きくわけて3点あると思います。「多店舗で味が統一できるか」、「多店舗の店舗に清潔感があるか」、そして「チェーン展開のライセンスが取得できるか」の3点です。
「チェーン展開のライセンス」は、既にチェーン展開しているので、取得済みとここでは解釈することにします。
従い、ここでは「味の統一」と「店舗の清潔感」です。言い換えれば、全国展開成功のポイントは、オペレーションが維持可能かどうかでしょう。
ここで、僕が今検証している仮説は、全国展開する場合、「北部の人ができるオペレーション」がカギというものです。なぜなら、どうも「南部発」よりも「北部発」のチェーン店の方が、上手に展開されているように思えるからです。
例えば、Pho24というフォー(麺)屋さん。日本でもセブン&アイが展開しています。同店はベトナム南部や海外では好調のようですが、べトナム全土、特にハノイ市を中心とした北部ではさっぱりです。南部では清潔感もあり人気がある同店が、北部では味も落ちるし、清潔感もありません。
一方、Kichi Kichiと言われる食べ放題の鍋屋や、Ashimaと呼ばれるキノコ鍋屋があります。両店とも比較的北部でも南部でも成功していると言われています。そして、これら両店舗は北部がその発祥です。両方のチェーン店とも、北部と同じぐらいの味の良さと清潔感を南部で展開する店でも出しています。
例が3つと少ないですが、この現象が非常に不思議です。
おそらく、南部で出来上がったオペレーションを北部の人は実践できない。一方、北部で出来上がったオペレーションは南部の人も実践できる。そんな気がしてなりません。
さて、Viet Macは北部発祥です。もし僕の仮説が正しければ、同店が全国展開できる条件は揃っているようにも思います。ただ、最近の南部の店舗はちょっと清潔感がなくなっているんだよなー…。
今後、Viet Macは全国展開できるのだろうか?Viet Macのライスバーガーをほおばりながら考えてみました。
参考までに、Viet Macの店舗住所です。
- 179 Bui Thi Xuan, Hanoi
- 80 Ly Thuong Kiet, Hanoi
- 207 Nguyen Van Troi, HCM
- Khai Truong Store Vietmac Lau 02, Duong Nguyen Kiem, HCM
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