フェイスブックが2012年早々に、ベトナムでも普通に見られるようになるらしい。
嘘か本当かわかりませんが、そんな噂が今ベトナムで飛び交っています。
ことの発端はフェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏がクリスマス休暇を利用し、ベトナムへ訪問したという報道。日本語でも、「マーク・ザッカーバーグのベトナムでの優雅なクリスマスバケーション」と報道されています。
そして、今回新たなニュースが飛び込んできました。
「Confirmed: Facebook to be Unblocked in Vietnam in 2012」
この記事によると、2012年の早くにフェイスブックへのアクセス規制が解除される見込みのようです。
記事自体はアメリカの越僑が中心となり組織するOne Vietnam Network という団体によるものです。
毎年、フェイスブックのアクセス規制については噂が飛び交います。
2011年にはフェイスブックのベトナム事務所所長の人材募集がネットで公開され、少し話題となりました。同所長の募集はベトナム政府とのパイプ役を置くことが主な目的ではないかといったものです。
しかし、その後、誰に決まったのか…。2011年のベトナム国内総選挙と国会フェイスブックへの規制自体は強化されました。国会終了後はアクセス規制自体は緩まったものの、未だ解除されていない状況です。
ところで、フェイスブックへのアクセス規制ですが、抜け穴があるザル規制と言われています。
参考までに、日本語でもベトナムでのフェイスブックアクセス方法の解説がネット上で下記のように紹介されています。
- べトナムでのFacebook(フェイスブック)へのアクセス方法
- VietnamでFacebookへのアクセス-(2) Hotspot Shieldのインストール方法
- ベトナムでのFacebookへの接続(アクセス)の仕方
- ベトナムのFacebook事情-ユーザー数推移他
僕は、このアクセス規制はザル規制ではなく、ベトナムらしい巧妙なやり口だと思っています。全面的に規制すると、ベトナムには「表現の自由はないのか!」とか、既存のベトナム資本SNS業者の「商売を邪魔するのか!」となります。
一方で、ほどほどの規制は一定の言論制圧にもなれば、国内産業の保護にも通じる。
だから、ほどほどの規制は誰にも角が立たない。そんな政府の思惑が見え隠れします。
フェイスブックに限らず、ベトナムでは日々情報(噂?)が飛び交います。
しかし検証しようにも情報の出元がわからない。全ては口伝えだったり。検証をするための基礎情報すらそろっていなかったり。
これが、仕事に直結することが多く苦労させられます。間違えた情報を出せない。でも検証できない。だからやっぱり噂に踊らされる、と。
逆にいえば、これがベトナムにはチャンスが転がっていると(幻想を?)抱かせてくれる部分でもあるのですが。
今回の記事の出元は、アメリカの越僑コミュニティーです。何でも、彼(女)達はハーバード大やらUCバークレーなどのの名門校卒業生のようです。隣のベトナム人より、遠くのアイビーリーグ?
この噂社会ベトナム。フェイスブックの噂を通じながら、是非ご堪能あれ!
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